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海外での鉄道の旅、なんかいいですよね。最近は、中国の鉄道網も急速に発達し、便利なりました。ここでは、そんな中国の鉄道についてまとめてみたいと思います。
鉄道の時刻表や料金について
中国語のサイトになるのですが、「qunar.com」が便利です。出发(出発)、到达(到着)、日期(日時)を入力すると、検索条件にあった、鉄道の時刻表および料金を表示してくれます。
たとえば、上海から北京で調べた結果は以下のようになります。
「G-高速动车」のカテゴリが一番最速の列車になります。この「G-高速动车」を利用すると、上海から北京の所要時間は約5時間。座席は全席指定で、1等席で933元、2等席で553元になっています。
このように、他の都市間でも鉄道の時刻表および料金をチェックすることができます。ちなみに、主要路線の高速鉄道の料金(2等席)は以下のような感じになります。
【高速鉄道の料金】
上海ー蘇州:30〜40元ぐらい
上海虹橋ー杭州:60〜70元ぐらい
上海虹橋ー北京南:600〜680元ぐらい
北京南ー天津南:56〜67元ぐらい
深圳北ー広州北:75〜90元ぐらい
列車の種類について
【列車の種類】
高速新幹線(列車番号の頭がG):時速約300km。中国語は高速动车(高速動車)
新幹線(列車記号の頭がD):時速約200km。中国語は动车组(動車組)
直達特別快速列車(列車記号の頭がZ):目的地までノンストップの特急列車
特別快速列車(列車記号の頭がT):特急に相当
快速列車(列車記号の頭がKかN):急行に相当
普通旅客快車(列車記号が1000, 2000, 4000, 5000番台):快速に相当
普通旅客慢車(数字のみ):ほぼ各駅に止まる普通列車
鉄道チケットを買う際は、基本、上の2つ「高速新幹線(列車番号の頭がG)」か「新幹線(列車記号の頭がD)」を選ぶといいでしょう。
座席の種類について
高速鉄道の座席種類
1等(一等)
日本でいうグリーン車。片側2列で座席はゆったりしている。在来線の軟席に相当する。
2等(二等)
日本でいう普通車。片側2列+3列で、座席間は日本の新幹線普通車とほぼ同じ。
商務(商务)
飛行機のビジネスクラス並みの豪華シート。
特等・観光(特等・参观)
路線により呼び方は異なるが、前面展望可能な車両を使用した一部の列車の先頭車と最後尾車にある展望席。座席は1等とほぼ同じ。
在来線の座席種類
等級は、「軟(グリーン車相当)」と「硬(普通車相当)」に、種別は「座(座席)」と「臥(寝台)」にそれぞれ大別できる。
軟臥(软卧)
4人1室のコンパートメント式寝台車。室内両側にベットが2階あり、廊下とはドアで仕切られている(寝台カーテンはない)。
硬臥(硬卧)
上・中・下階がある普通寝台車。廊下との仕切りや寝台カーテンはなくベッドも硬いが、長距離列車では人気が高い。
高包(高包)
一部の列車に連結される最高級寝台車。二人一室のコンパートメント式。
軟座(软座)
比較的短距離の列車に連結されているグリーン座席車に相当する車両。席は片側2列でゆったりとした配置。
硬座(硬座)
片側2列+3列の普通座席車。
鉄道チケットの買い方
鉄道駅のチケット売り場または、市内の鉄道チケット売り場で買うことができます(当日以外のチケットも購入可能)。なお、市内の鉄道チケット売り場で買う場合、チケット1枚当たり5元の手数料が掛かります。
鉄道チケットを買う際は、身分証明書となるパスポートが必要ので、忘れずに携帯しましょう。市内にあるチケット売り場の営業時間は、大体9:00〜18:00ぐらいです。なお、営業時間は売り場により異なります。
上海市内の主な鉄道チケット売り場
火車票代售処(長寧路) 住所:上海市長寧路707号
火車票代售処(東方路) 住所:上海市東方路247号
火車票代售処(宜山北路) 住所:上海市宜山北路50号
火車票代售処(水城路天山路) 住所:上海市水城路787号
その他の上海のチケット売り場は、「鉄道チケット売り場リスト(上海赶集网)」をチェックして下さい。
チケットを購入した際は、行き先、日時など間違えがないか、買ったその場でチェックしましょう。また、2人分買ったのに、チケットの座席を見てみると、並びの席になっていないこともたびたびなるので、座席についても確認しておこう。
ネットでも鉄道チケットを購入可能
あと、中国の旅行サイト「Trip.com」を使えば、ネットで鉄道チケットを予約することができます。こちらは、24時間年中無休の発券サービスとなっていて、事前に座席を予約できるので便利ですね。
【参考】Trip.com 公式サイト
鉄道の乗車について
鉄道の乗車手順は下記の流れになります。中国の鉄道駅では、空港みたいに荷物検査があったりして、日本みたいにすぐにプラットフォームに行って乗れるわけではありません。鉄道駅には、少なくとも30分前には到着しておくようにしましょう。
さいごに
中国の鉄道は、中国本土を網羅されていて、北京から上海、香港といった路線はもちろん、青蔵鉄道でチベット・ラサにも行くことが可能。さらには、雲南省昆明とラオスの首都ビエンチャンを結ぶ高速鉄道「中国ラオス鉄道」もあったりと、鉄道の旅も楽しそうですね。
鉄道を使って、中国の行ったことのない都市に行ってみるのもいいのではないでしょうか。他の都市に行くとまた違った中国を見ることができますよ。
なお、中国ではGoogleマップやfacebookなど、旅行に不可欠なアプリが使えなかったりします。こういった普段使っているアプリを中国でも使いたいという方は、VPNというものを入れておく必要があります。なお、詳しくは以下の記事をチェックしてみてください。