中国は、政府が金盾(グレートファイヤーウォール)というものを使い、インターネットの規制をしていることで有名です。ですので、FC2ブログが見られない、YouTubeが見られない、また旅行者を悩ませるのがTwitterやFacebookに旅行中の写真をあげようとしても無理だったりして、不便だったりすることもあります。
ここでは、これから中国・上海に旅行に行かれる方のために、インターネット&WiFi事情や、金盾を回避する方法などをお伝えしたいと思います。
上海のインターネット事情!どんなところでインターネットが使えるのか
WiFiがどこでも飛んでいる!主にi-ShanghaiとChinaNet
上海は中国第二の大都市です。経済発展度合いでは、北京をも超えます。ですのであらゆる人がおり、観光客もとても多いので、インターネットは発達しています。
スマートフォンを片手に街をぶらついていると、あちこちからフリーWiFiが飛んでくるのがわかるでしょう。それらを使用するのは簡単で、クリックするだけで日本のフリーWi-Fiと同様に使えます。ですが、なかなか接続時間が短かかったり、混雑しているのがぶちぶちと何度も切れるので、こまめにチェックする必要があります。
上海で大体いつも飛んでいるWiFiはi-ShanghaiとChinaNetですが、ショートメールを受け取ってパスワードをもらうものです。こちらはを利用するためには、中国で使える携帯番号を持っていることが前提なので、空港などでシムカードを購入し、挿入しておく必要があります。
手机号(電話番号)のところに自分の携帯番号を入力し、短信获取(ショートメッセージ受信)をクリック、その後に送られてきた番号を验证码(検証コード)に入力してクリックを押せばつながります。
街でWiFiが使えるところは?どうやって使えばいいのか
では、街中のお店などで使えるところはあるのでしょうか。実は日本よりも上海のWiFiはものすごく発達していて、チェーン店などはほとんどのお店で使えます。上海人でも外国人でもそうですが、どのお店もお客さんを集めるためにWiFiが重要だと感じています。そのため、個人経営の小さなお店でもWiFiが使える場合があります。
スターバックスやマクドナルドなどの場合、机にWiFiパスワードが書いてあったり、お店の人に聞けば無料で使えます。ですが、マクドナルドは30分以上は有料になるので注意しましょう。
また、上海全家(ファミリーマート)でイートインスペースがあるところもWiFiが使えます。店員さんに聞くか、携帯を渡せば入力してくれるので、中国語ができなくても大丈夫です。
その他使える場所は上海浦東国際空港、上海虹橋国際空港の中、大体2013年以降に作られた新しいショッピングモール、例えば家乐福(カルフール)などで使えます。ちなみにカルフールでは充電もできてしまいますので、とても便利です。
その他高級ホテルならロビーで使うこともできますし、宿泊するホテルも大体旅行サイトでWiFi可能かどうか調べられます。日系の「オークラガーデンホテル上海(上海花園飯店)」、「ホテル・ニッコー上海」ならもちろんのこと、体感的には星3つ以上のホテルなら普通にWiFiを使えます。
交通ですが、上海の地下鉄ではWiFiを無料で使うことができます。花生地铁WiFiという無料アプリをダウンロードして、タップするだけで使えます。また、バスですと浦東を走るバスでは16WiFiというものがありますので、アプリダウンロードをして使うことができます。
<無料WiFiスポットのリスト(カフェ、飲食店、レストラン編)>
主なWiFiスポットのリスト(カフェ、飲食店、レストラン編)を以下に紹介します。
- McDonald’s(マクドナルド)
- BURGER KING(バーガーキング)
- Starbucks Coffee(スターバックス)
- Costa Coffee(コスタコーヒー)
- Pacific Coffee(パシフィックコーヒー)
- The Coffee Bean & Tea Leaf
- PRONTO
- サンマルクカフェ
- Donut King
- Dunkin’Donuts
- Wagas
- Element Fresh(新元素)
- BlueFrog
なお、上記のお店でもWiFiが利用できるところは多くあります。
WiFiを利用したい方は、お店にWiFiが使えるか聞いてみるといいでしょう。
VPNを使えばFacebookやLINEなどが利用可能に
中国の金盾(グレートファイヤーウォール)によって、現状Facebook、LINE、TwitterなどのSNSサービス、その他にもGoogleのサービスが使えなかったりします。
しかし、VPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)を使えば、金盾のブロックを通り抜け、中国でアクセスできないとされるサービスも利用できるようになります。
ただVPNって何?VPNの設定は大丈夫かな?って不安な方は、このあと紹介するVPN付き海外WiFiレンタルを利用すれば簡単に利用することができますよ。
海外WiFiレンタルならストレスフリーでネットに接続できる
上海では先にも述べましたように、基本街中のいろんなところで無料でWiFiを使うことができますが、速度が速くなかったり、途中で切れてしまうことも少なくありません。花生地铁は便利ですが、特に接続が不安定ですし、路線によっては接続できません。
また、中国の公共WiFiでは、セキュリティー面でちょっと心配と言う方もいるかと思います。そんな時に便利なのがレンタルWiFiです。
常にネットに接続できるという安心がありますし、仕事の連絡などが急に入っても安心です。家族が心配して連絡をくれても見ることができます。
最近では、VPNに対応した海外WiFiレンタルもあるので便利です。
VPN付き海外WiFiレンタルについて
以下のグローバルWiFi、イモトのWiFiなら、VPN付きの海外WiFiレンタルもあります。
グローバルWiFi
VPN付きの海外WiFiレンタルなら、日本と同じように自由にインターネットを使用することが可能となります。VPN設定も簡単。3分あれば完了します。グローバルWiFiを使えば、安心・安全に中国でインターネットが利用できます。
料金は、執筆時点で、3G(VPN付)で1,070円/日、4G-LTE(VPN付)で1,370円/日となっております。なお、最新の料金については公式サイトをチェックしてください。
イモトのWiFi
最近ではイモトのWiFiでも、「中国プレミアム回線プラン」の提供を開始。中国国内で政府の規制により利用できないLINEやフェイスブック、グーグルなど一部のアプリやSNS、インターネットサービスを利用可能にするプレミアムなプランです。料金は、1アカウントは、200円/日。それにWiFiレンタル料が掛かります。
WiFiレンタルは中国の場合、3Gプラン WiFiで680円/日、USBタイプ(PC専用)で480円/日、4G/LTE WiFiで1,280円/日となっています。なお、最新の料金については公式サイトをチェックしてください。