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東南アジアの人気旅行先「タイ」と「マレーシア」。どちらも日本からアクセスしやすく、リゾートや観光、グルメ、自然体験など多彩な魅力を持っています。しかし、実際にどちらに行くべきか迷う方も多いはず。
そこでここでは、「タイ」と「マレーシア」の両方に複数回旅行に行ったことがある私が、両国の特徴を比較し、旅行の目的やスタイルに応じてどちらが適しているかを考察したいと思います。この記事を参考にあなたにぴったりの旅行先を見つけてみてくださいね。
タイとマレーシア、基本情報の違い
国 | タイ | マレーシア |
---|---|---|
首都 | バンコク | クアラルンプール |
面積 | 約51万㎢(日本の約1.4倍) | 約33万㎢(日本の約0.87倍) |
人口 | 約6600万人 | 約3300万人 |
言語 | タイ語(英語は観光地以外では通じにくい) | マレー語(英語が通じやすい) |
宗教 | 仏教(94%) | イスラム教(61%)、仏教・ヒンドゥー教・キリスト教も |
通貨 | タイバーツ(THB) | マレーシアリンギット(MYR) |
旅行のベストシーズンについて
タイ旅行のベストシーズンはいつ?
タイの季節は大きく分けて3つ
タイの気候は熱帯モンスーン気候で、季節は主に以下の3つに分かれます。
乾季(11月〜2月)
気温が比較的穏やかで、湿度も低く過ごしやすい季節。バンコクなどの都市でも日中の最高気温は30℃前後に落ち着き、観光に最適です。チェンマイなど北部では朝晩に涼しさを感じることも。
暑季(3月〜5月)
1年で最も暑くなる時期。日中の気温は35℃を超えることも多く、屋外観光は体力的にきついかもしれません。ただし、タイの旧正月「ソンクラン(水かけ祭り)」が4月に開催され、現地の文化を体感できる魅力的なイベントも。
雨季(6月〜10月)
モンスーンの影響でスコールのような強い雨が降る日が多くなります。ただし、一日中降り続けることは少なく、合間に晴れ間もあります。観光客が少なく、航空券やホテルが安くなるのはメリットです。
ベストシーズンは「乾季(11月〜2月)」
多くの旅行者が「最もおすすめの季節」として挙げるのは乾季。晴天が続き、湿度も低いため、街歩きや寺院巡り、ビーチリゾートなどあらゆるアクティビティを快適に楽しめます。特に年末年始は観光のピークとなるため、早めの予約が必須です。
マレーシア旅行のベストシーズンはいつ?
マレーシアは南西モンスーン(5~9月)と北東モンスーン(11~3月)の影響を受け、地域ごとに雨季が分かれます。
クアラルンプール・マラッカなど西海岸エリア
ベストシーズン:11月〜3月
首都クアラルンプールや人気の観光都市マラッカは、1年を通じて観光が可能ですが、比較的雨が少ない11月〜3月がベスト。特に年末年始や2月のチャイニーズニューイヤー時期はイベントも豊富です。雨季(5月〜8月)もスコールが中心で、長時間の雨ではないため大きな支障はありません。
ペナン島・ランカウイなど北西部のビーチリゾート
ベストシーズン:11月〜4月
美しい海と歴史的な街並みが魅力のペナンや、免税リゾートとして人気のランカウイは、乾季にあたる11月〜4月が旅行におすすめ。天候が安定しており、マリンアクティビティも楽しめます。
ボルネオ島(サバ・サラワク州)
ベストシーズン:3月〜10月
ボルネオ島では、熱帯雨林や野生動物を目的に訪れる方が多いでしょう。サバ州のコタキナバルやサラワク州のクチンなどは、3月〜10月が乾季で観光に適した時期。ジャングルトレッキングやダイビングなど、自然を満喫するならこの時期がベストです。
東海岸(クアンタン、レダン島、ペルヘンティアン諸島)
ベストシーズン:3月〜9月
マレー半島の東海岸は、11月〜2月が雨季にあたり、海が荒れるためリゾート施設は閉鎖されることも。代わりに、3月〜9月の乾季には透明度の高い海を満喫できるので、ビーチ目的ならこの時期に訪れるのがベストです。
タイのおすすめポイント
こんな人にタイがおすすめ- 初めての東南アジア旅行(観光インフラが整っている)
- グルメ・食べ歩きが好き(屋台料理が安くて美味しい!)
- 寺院や歴史遺産を見たい(黄金の寺院、アユタヤ遺跡など)
- ビーチリゾートで癒されたい(プーケット、サムイ島など)
- ナイトライフ・ショッピングを楽しみたい(バンコクは夜も賑やか)
タイは観光バリエーションが豊富(都市・ビーチ・自然・遺跡)
- 初めての東南アジア旅行(観光インフラが整っている)
- グルメ・食べ歩きが好き(屋台料理が安くて美味しい!)
- 寺院や歴史遺産を見たい(黄金の寺院、アユタヤ遺跡など)
- ビーチリゾートで癒されたい(プーケット、サムイ島など)
- ナイトライフ・ショッピングを楽しみたい(バンコクは夜も賑やか)
観光という面では、タイの方が楽しめるところが多いです。例えば、タイ・バンコクでは、ワット・プラ・ケオ(王宮寺院)、ワット・ポー、ワット・アルンといった寺院をまわったり、グルメやショッピングを楽しんだり、疲れた時はタイマッサージで癒されたりと、いろんな旅の過ごし方ができます。また、近郊のアユタヤやパタヤにも行くことができますね。
また、タイのナイトライフも盛んです。バンコクやパタヤには、有名な歓楽街があり、ナイトライフを満喫できます。あと、ホテルの最上階にあるルーフトップバーでおしゃれにお酒を楽しむのもいいですね。
このようにタイは、古くから日本人や外国人に人気の海外旅行先になっているだけあって、旅行で楽しめるところが多いです。マレーシアももちろん、いいところでいろいろな楽しみ方ができますが、タイの方が楽しめるバリエーションが多い印象です。
タイでのおすすめはバンコクやチェンマイ
タイ旅行でおすすめなのが、首都のバンコク。わたしが初めて個人旅行で訪れたところでもあります。それから、海外の面白さに触れ、いろんな国に行くきっかけになりました。まず、タイのバンコクであれば、ほとんどの人は楽しめるかと思います。
観光スポットも多いですし、楽しみ方もいろいろ。思いっきりタイを満喫できるかと思います。
あと、タイ北部のチェンマイもおすすめです。チェンマイは、バンコクよりのんびりした感じ。大都会もいいですが、こういったところの方が落ち着いたりもしますよね。チェンマイでは、ゾウに乗ったり、少数民族の村に訪れるツアーに参加してみたりと、他の都市とはまた違った過ごし方を楽しめます。
マレーシアのおすすめポイント
マレーシアは、マレー系、中華系、インド系など多様な民族が共存しており、それぞれの文化や宗教が融合した独特の雰囲気を楽しめます。
グルメにおいても、多文化社会のマレーシアでは、サテ、ナシゴレン、ミーゴレン、ラクサなどマレー料理だけでなく、中華料理やインド料理も味わえます。
こんな人にマレーシアがおすすめ- 英語でストレスなく旅行したい(英語が広く通じる)
- 多文化体験をしたい(中華・マレー・インド文化が融合)
- 大自然や野生動物を見たい(熱帯雨林、オランウータン)
- イスラム文化に興味がある(モスクやハラルフード)
- 都会と自然の両方を楽しみたい(クアラルンプールと郊外のバランス◎)
マレーシアの5大観光スポット
- クアラルンプール:ペトロナスツインタワー、バトゥ洞窟(巨大ヒンドゥー寺院)
- ランカウイ島:リゾート地、免税ショッピング
- ペナン島:ジョージタウン(ストリートアート)、中華料理
- ボルネオ島(サバ州):キナバル山、オランウータン保護区
- マラッカ:世界遺産の街、コロニアル建築
マレーシア・クアラルンプールなら高級ホテルも安く泊まれる
- 英語でストレスなく旅行したい(英語が広く通じる)
- 多文化体験をしたい(中華・マレー・インド文化が融合)
- 大自然や野生動物を見たい(熱帯雨林、オランウータン)
- イスラム文化に興味がある(モスクやハラルフード)
- 都会と自然の両方を楽しみたい(クアラルンプールと郊外のバランス◎)
- クアラルンプール:ペトロナスツインタワー、バトゥ洞窟(巨大ヒンドゥー寺院)
- ランカウイ島:リゾート地、免税ショッピング
- ペナン島:ジョージタウン(ストリートアート)、中華料理
- ボルネオ島(サバ州):キナバル山、オランウータン保護区
- マラッカ:世界遺産の街、コロニアル建築
マレーシア・クアラルンプールでは、高級ホテルが他の都市より安く泊まれます。エクスペディアの調査によると、東京1泊の料金でクアラルンプールの5つ星ホテルに4泊できるとか。
日本にいるとなかなか手が届かない5つ星高級ホテルにリースナブルな価格で宿泊できるのもマレーシア・クアラルンプールの魅力ですね。
例えば、時期にもよりますが「ヒルトン クアラルンプール」なら2名1室1万円台、「ザ リッツ カールトン クアラルンプール」でも2名1室2万円台で宿泊することができます。
せっかくならこの際、いつもよりちょっと贅沢をしてラグジュアリーなホテルに泊まってみたいですね。
ヒルトン クアラルンプール
「ヒルトン クアラルンプール」は、KLセントラルエリアの中心部に建ち、クアラルンプール国際空港からKL市内へ伸びるKLIAエクスプレスの終点、KLセントラル駅と直結という便利な立地。
KLセントラル駅はクアラルンプール観光をする際に利用する電車や地下鉄のターミナル駅なので、はじめてのマレーシアにも、慣れた人にも使い勝手の良いホテルとなっています。
客室は一番スタンダードなお部屋でも44㎡とゆったりとした作りとなっていて、日本のヒルトンよりも広いです。差し色の紫が素敵なお部屋。シンプルでいて高級感がありますね。
ルームカテゴリは、スタンダードなお部屋からスイート、ファミリールームといったもっと広い部屋も揃っているので、旅の目的に合わせてお部屋を選ぶことができます。
館内には、レストラン、フィットネスセンター、屋外プール、スパ、エグゼクティブラウンジなどの設備が揃い、ホテルライフを満喫できます。
お隣にはルメリディアンクアラルンプールがあり、屋外プールは両ホテル共有の施設になっているため、都会ではなかなか体験できないリゾート感がありますよ。
日本だとなかなか泊まれないようなレベルのホテルに格安で泊まれるのは魅力ですね。マレーシア・クアラルンプールに行かれる際は泊まってみてはいかがでしょうか。
ホテル情報
ホテル | ヒルトン クアラルンプール Hilton Kuala Lumpur |
---|---|
住所 | 3 Jalan Stesen Sentral, Kuala Lumpur, Kuala Lumpur 50470, MALAYSIA |
チェックイン | 15:00 |
チェックアウト | 12:00 |
ザ リッツ カールトン クアラルンプール
せっかくならもっとラグジュアリーな宿泊体験をしたいという方は「ザ リッツ カールトン クアラルンプール」がおすすめ。クアラルンプールではリッツカールトンでも2人1室2万円台で泊まることができ、世界最安のリッツカールトンと言われています。
ホテルは、クアラルンプールで一番賑やかな繁華街ゴールデントライアングル地区にあるブキッ ビンタンにあります。KLモノレール・MRT「ブキッ・ビンタン駅」から徒歩約10分。高級ショッピングモール「パビリオン」にも歩いてすぐ行けるので便利です。
客室はクラシックで落ち着いた雰囲気の内装となっており、高級寝具を備えた豪華なお部屋が特徴。都会の中心に位置しながらも落ち着いた雰囲気が漂い、一線を画した雰囲気。
デラックスルームからスイートまで様々なタイプのお部屋があり、選択肢も豊富。最もリーズナブルなデラックスルームも、41㎡と広々としたつくりのお部屋になっています。全部屋にバスタブが備えられているのも、日本人にとってはうれしいポイントですね。
リッツカールトンは、設備面はもちろん、接客、サービスの面でも他のホテルより行き届いていて、心地よく滞在することができます。一度はリッツカールトンに泊まってみたいという方は、ぜひクアラルンプールで泊まってみては。
ホテル情報
ホテル | リッツカールトン クアラルンプール The Ritz Carlton Kuala Lumpur |
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住所 | 168 Jalan Imbi, Kuala Lumpur, 55100, MALAYSIA |
チェックイン | 15:00 |
チェックアウト | 12:00 |
さいごに
タイとマレーシアについていろいろ比較しながら見てきましたがいかがだったでしょうか?
まとめてみると、東南アジアにまだ行ったことがない人であれば、まずはバンコクを目指してみるのがいいかと思います。東南アジアの喧騒を楽しみたい、観光にナイトライフに思いっきり楽しみたいという方はタイがいいですね。
一方、イスラム文化、多様性な文化に興味がある、触れてみたいと考えている方は、マレーシアがおすすめです。
観光スポットやナイトライフでは、タイの方が充実していますが、マレーシアではもうちょっと落ち着いた大人な滞在を楽しむことができます。クアラルンプールでは高級ホテルも格安で泊まることができるので、この際、憧れのラグジュアリーホテルに泊まってみるのもおすすめです。
なお、旅行のスタイルは人それぞれ。どんな旅行をしたいかによっておすすめの旅行先は変わってくるかと思います。それでは良い旅を!