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北京に行ったら誰もが足を運ぶ「万里の長城」。万里の長城には、幾つものスポットがありますが、北京市内からアクセスしやすく、観光コースが整備されているのは「八達嶺」になります。
あと、混雑を避けたいのであれば北京から日帰りで訪れることができるもう一つのスポット「慕田峪長城」もいいかもしれませんね。八達嶺に勝るとも劣らぬくらい保存状態もよくゆったりと観光ができますよ。
ここでは、万里の長城に手軽に行ける日帰りツアーや、電車・バス・タクシーを使って自力で行く方法を紹介したいと思います。
日帰りツアーを利用すれば簡単に万里の長城に行ける
中国語もできないし、自力で行けるかちょっと心配という方は、現地の日帰りツアーを利用するのがおすすめです。ツアーなら、貴重な観光時間を有効に使うことができます。
ツアーなら、スケジュールが決まっているので、一日の予定もたてやすいですね。実は、個人で行くより色んな意味でコスパが良かったりします。
例えば、以下のような北京市内から万里の長城(慕田峪長城)に行く日帰りツアーがあります。
上記のツアーなら、事前にネットから日本語で予約することができます。ツアーにはガイド(英語・中国語)も付いているので、スポットの紹介もしてくれますよ。
わたしがチェックした時の料金は2420円からとなっており、コスパもいいのではないでしょうか。こちらのツアーは、klookで手配することができます。
個人で万里の長城(八達嶺)に行ってみる
時間どおりで快適! 近年人気の列車旅
市の中心部から約70kmほど離れている万里の長城のメインスポット「八達嶺」。昔は車やバスが主な移動手段でしたが、北京オリンピックに向けた各種設備の整備などに伴って八達嶺方面への路線が開通。
さらに近年は乗車料金もグッと下がり、片道6元とバス(切符乗車)よりも安い設定になりました。
北京市内から万里の長城方面へ走る通称「S2線」の出発駅は地下鉄2号線・4号線・13号線の交差駅「西直門」駅の隣にある「北京北駅」。
切符売り場に並び、希望時間の往復の切符を買っておきます。一人片道6元ですが、市内の地下鉄やバスで使えるチャージ式の「市政府交通カード」を既に買っている場合は、そのカードでそのまま入場できます。
列車の座席は全席自由。窓も大きく、山間部になると時速40キロ台とかなりのんびり運転で、北京郊外の風景を存分に堪能できます。八達嶺駅までは1時間10分ほどで、そこから10分ほど歩けば八達嶺の入り口に到着です。
列車の運行は月曜日~金曜日は1日8往復、金曜日~日曜日は10往復。土日や祝日、中国の長期連休にあたる期間などは特に大勢の人が利用するため、満席で乗れなかったり激しい席の取り合いになったりすることもあるので、早めに駅に着き、列に並んでおきましょう。
「市政府交通カード」なら最安値! ローカルバスで北京郊外の風景を堪能
八達嶺行きの路線が整備されるまでは万里の長城へ行く最も安い移動手段として使われていた路線バス。切符を通常通り購入する場合は片道12元と最安値王者の座を列車に奪われましたが、「市政府交通カード」を使えばなんと片道6元で行けます。
バス乗り場は地下鉄2号線「積水潭」から徒歩10分ほどのところにある「徳勝門」のバスターミナル。万里の長城を経由するのは877、919系統でノンストップの直行便や各駅停車など数種類があり、満席になり次第の出発となっています。所要時間はノンストップ便で60分、各駅停車で90分ほど。
道路の混雑状況によりさらにかかる場合もあるので時間に余裕をもっておきましょう。ノンストップ便以外は通常の路線バスなので、各駅で人の乗り降りがあり、主要観光地から少し離れたエリアの人々の生活を垣間見ることができます。
効率重視派にはチャータータクシーがおすすめ
少しお金はかかってもいいから限られた旅の時間を有効に使いたいという人にはタクシーのチャーターがお勧めです。
チャータータクシーならば観光プランも自由自在。道路が空いていて移動もスムーズであれば、八達嶺へ行く途中の「居庸関」や同じく郊外にある「明の十三陵」、「頤和園」などを組み込むことが可能です。
料金は7~8時間のチャーターで600元~800元ほど。人数によってはマイクロバスなどに変更することもできます。ホテルや日系旅行会社を通しての申し込みが可能なほか、現地のフリーペーパーにもチャーター情報が掲載されています。
街中を走っているタクシーをチャーターする場合は、行き先・拘束時間・値段を言って直接交渉。値段が違う、途中で帰られるなどのトラブルを避けるため、紙に書くなどして決めましょう。お金は観光がすべて終わった最後に渡すのがベストです。
なお、中国ではGoogleマップやfacebookなど、旅行に不可欠なアプリが使えなかったりします。こういった普段使っているアプリを中国でも使いたいという方は、VPNというものを入れておく必要があります。なお、詳しくは以下の記事をチェックしてみてください。