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近未来的な大都市でありながら独自の文化を持つ「香港」と「上海」。同じ中国にありながら、似ているようで異なるこの2つの都市。一体どちらがあなたの旅に合っているのでしょうか?
どちらもアジアを代表する大都市で、グルメ・観光・ショッピング・ナイトライフなど楽しみ方が豊富ですが、街の雰囲気や旅行スタイルは異なってきますね。
そこでここでは「香港」「上海」に幾度となく足を運んだわたしが、それぞれの違いやおすすめポイントなどを紹介。あなたに合った旅を見つけるヒントになればと思います。よかったら参考にしてみてください。
香港と上海の基本情報

香港
- 位置:中国南部、広東省の南に位置する特別行政区
- 面積:面積は約1,100㎢と東京23区の約2倍ほど
- 特徴:金融と貿易の中心地、東西文化の融合、夜景やグルメで有名
- 気候:亜熱帯気候。夏は蒸し暑い、冬でも比較的温暖
- 時差:日本との時差は -1時間(日本が午前10時なら、香港は午前9時)
- 言語:広東語(観光施設・ホテルで英語対応が比較的スムーズ)
- 通貨:香港ドル(HKD)
上海
- 位置:中国東部、長江デルタに位置する中国最大の都市
- 面積:面積は約6,300㎢と東京都の約3倍以上
- 特徴:中国最大の都市。近代的な高層ビルと歴史ある欧風建築が共存
- 気候:温暖湿潤気候。四季がはっきりしており、春と秋がベストシーズン
- 時差:日本との時差は -1時間(日本が午前10時なら、上海は午前9時)
- 言語:北京語(普通話)、上海語(英語は観光地・高級ホテルで通じるが、街中では通じにくい)
- 通貨:人民元(RMB)
アクセスの違いについて

香港
日本から直行便で約4〜5時間。東京・大阪・名古屋・福岡など主要都市から毎日多くの便が運航。空港から市内までもエアポートエクスプレスで約30分とアクセス良好です。
上海
日本から直行便で約3時間。東京・大阪・名古屋・福岡など全国各地から就航しており、フライト時間は香港より短め。浦東空港から市内まではリニアモーターカーや地下鉄を利用できます。上海浦東国際空港から上海の中心部までは約1時間。
香港の楽しめるポイントについて
初心者でも旅行を楽しめる香港

香港はコンパクトな街で「MTR(地下鉄)」「エアポートエクスプレス」「スターフェリー」「トラム」など交通の便もいいので、旅行しやすい都市です。
行きたいところにも「MTR(地下鉄)」などを使えば、簡単にアクセスできます。また、旧イギリス領だったこともあり、英語も通じやすいです。
日本からのアクセスも、代表的な航空会社から、LCCといった格安航空会社まで多くの便が就航しており、セールなどで安くチケットを購入することも可能です。そんなこともあり、気軽に行ける海外旅行先として香港が人気です。
多様な観光スポットがある

香港には「100万ドルの夜景」と称されるヴィクトリアピークから夜景や、たくさんのネオン看板が張り出されており、夜になると香港の街並みをカラフルに彩る「ネイザンロード」、九龍半島と香港島を隔てる「ビクトリア・ハーバー」、おしゃれで洗練された雰囲気の「中環(セントラル)」など、観光で楽しめるスポットがいっぱいあります。

また、香港国際空港と市内の中間に位置するランタオ島には、香港ディズニーランドもありテーマパークでも楽しめます。
香港ならではの「ミスティック・ポイント」や「グリズリー・ガルチ」等、みどころがいっぱい。日本未上陸のアトラクションはもちろん、キャラクターとの出会いも充実しているのも香港ディズニーランドの魅力です。
なお、香港ディズニーランドは香港の中心部からは少し離れたところにあり、地下鉄(MTR)で1時間ぐらい掛かるので、ディズニーで一日思いっきり遊びたいという方は、香港ディズニー周辺でホテルを取っておくのもいいかもしれませんね。
ショッピングやグルメを楽しめる

香港は「買い物天国」としても知られています。巨大なショッピングモールから、お洒落なデザイン雑貨、プチプラファッションやマニアックなグッズが揃うショッピングモールまで、日本では手に入らないアイテムもあったりするので、ショッピング派の人も思いっきり楽しめそうですね。
また、香港の食文化も魅力の一つ。庶民的な飲茶やミシュラン星付きのレストランまで、幅広い選択肢があるのも嬉しいポイントですね。夜には尖沙咀や中環などで活気あるナイトライフが楽しめます。
マカオも一緒に旅行することが可能

香港からフェリーやバスで約1時間のところにはマカオがあり、香港とセットで訪れる方も多いです。
マカオは香港から近いですが、また少し違った雰囲気、空気感が流れています。カジノはもちろんのこと、聖ポール天主堂跡、セナド広場など世界遺産となっている歴史市街地区もあり、街歩きも楽しめます。
マカオは香港よりもホテル代も安いので、時間があればマカオにホテルを取ってゆっくりマカオ観光を楽しむのもおすすめですよ。
上海の楽しめるポイントについて
新しさが生み出す「未来都市」

上海は、中国の経済の中心地として急成長を遂げた都市です。特に浦東エリアに立ち並ぶ超高層ビル群は、まるでSF映画の世界に迷い込んだかのよう。一方で、外灘には植民地時代の西洋建築が残り、新旧が織りなすコントラストを楽しめます。
本土ならではの中国を味わうことができる

上海においても、「外灘(バンド)」「豫園」「新天地」「南京東路」「田子坊」など、こちらもいろいろ楽しめるスポットが目白押し。
歩行者天国となっている「南京東路」を東に行けば、「外灘(バンド)」。「外灘(バンド)」を南下していくと「豫園」に行けます。豫園では、いつも行列ができている「南翔小籠包」をいただいてみては。豫園からリノベーションスポットの「新天地」や「田子坊」へ行ってみるのもいいですね。
あと、上海からちょっと足を伸ばせば、蘇州や杭州だったり、朱家角、周庄などの水郷のまちがあり、上海とはまた違った雰囲気を味わうことができます。蘇州へは鉄道で約30分、杭州へは鉄道で1時間程度で行けます。水郷であれば、朱家角あたりがアクセスしやすいです。
中国は鉄道やバスといった公共交通機関が安く利用できるので、時間があれば、上海だけでなく、他のところも見てみてもいいかもしれませんね。
子連れなら上海ディズニーもおすすめ

香港同様、上海にもディズニーランドがあります。上海ディズニーリゾートは、中国の要素を取り入れたディズニーランドとなっていて、ファンタジーやイマジネーション、クリエイティビティ、そして冒険に満ちた新たな世界へと誘う没入感溢れるアトラクションをはじめ、世界屈指のエンターテインメントを堪能できるリゾートです。
ディズニーなら、大人から子どもまで遊べて、みんなが楽しめること間違いなしですね。上海に来たら、ディズニーに行ってみては。私もまだ上海ディズニーに行けてないので、次上海に行った際は、行きたいと思います。
なお、場所は上海浦東国際空港から車で20〜30分のところにあります。地下鉄の駅もありますが、上海のちょっと外れにある感じなので、ディズニーで一日思いっきり遊びたいという方は、上海ディズニー周辺でホテルを取っておくのもいいかもしれませんね。
現地の物価は香港より上海の方が安く、ホテルもリーズナブルに泊まれる

上海も香港も大都市ですが、物価の面で見てみると上海の方が全体的にリーズナブル。グルメやホテルでの宿泊など、滞在費を抑えて旅行することが可能。さらにローカルに行けば、よりコスパよく旅行を楽しむことができます。

ちなみに、前回の上海旅行で泊まったこちらの5つ星ホテルで1泊大体12500円ぐらい。客室は41階の高層階のお部屋でした。一番スタンダードのお部屋でしたが、広さは42㎡あり、ゆったりとした作り。バスルームはもちろんバスタブ付きで、お部屋も高級感がありました。
こんな高級ホテルでも上海では、日本のビジネスホテル並みの料金で泊まることができます。香港なら今や日本より物価も高いですし、こんなコスパよく宿泊するのは難しいですね。
こんな感じで上海なら、うまくアレンジすれば全然コスパよく旅行することが可能です。グルメにマッサージ、ホテルライフなど時にはちょっと贅沢に過ごしてみるのもいいかもしれませんね。
香港と上海、結局どっちがおすすめ?
香港と上海はどちらもアジアを代表する大都市でありながら、それぞれに強い個性があります。旅行者の目的やスタイルによって「おすすめの行き先」は変わってきます。
香港旅行が向いている人

香港は面積が狭く、観光スポットがコンパクトにまとまっているため、2泊3日や3泊4日の短期旅行でも十分に楽しめます。週末旅行や連休を使った弾丸旅行にもぴったりです。ちなみに香港に向いている人はざっくりこんな感じでしょうか。
- 海外旅行初心者の方には香港がおすすめ
- 短期間で効率よく多様な観光を楽しみたい人
- グルメやショッピングを満喫したい人
香港なら「MTR(地下鉄)」「エアポートエクスプレス」「スターフェリー」「トラム」など交通の便もいいので、どこへでもすぐにアクセスできますね。そんな香港でグルメにショッピングを思いっきり満喫したいですね。
上海旅行が向いている人

上海は圧倒的なスケールの高層ビル群があったりして近未来都市を体感することができます。一方で、外灘(バンド)や旧フランス租界エリアには植民地時代の西洋建築が残り、新旧が織りなすコントラストを楽しめます。
食事においても本格的な中華料理から各国料理までいろんなレストランがあります。また、秋から冬にかけては上海蟹の季節。この時期に行かれる方はぜひ食べてみてください。こんな感じでグルメにおいても楽しむことができます。
ちなみに上海に向いている人はざっくりこんな感じでしょうか。
- 大都市のダイナミックさを体感したい人
- 本土ならではの中国を味わってみたい人
- コスパよく旅行を楽しみたい人
上海は香港に比べて物価も安めなので、香港よりリーズナブルに旅行できるのも大きなメリットですね。なお、上海については旅行記も書いているので合わせてチェックしてみてください。